都道府県別ランキング 障害者雇用がアツいのはここだ!

都道府県別ランキング  障害者雇用がアツいのはここだ!

障害者雇用の義務がある企業は、毎年6月1日時点での障害者の雇用状況をハローワークに報告しなければなりません。この障害者雇用状況の調査は、通称ロクイチ調査と呼ばれています。

実は毎年、このロクイチ調査の結果を厚生労働省が公表しています。調査結果は企業規模や業種別など、詳細にまとめられていますが、今回は都道府県別の障害者雇用率を取り上げて解説します。

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平成30年度 都道府県別障害者雇用率ランキング

平成30年度と平成29年度の都道府県別障害者雇用率を参考に、上記の表を作成しました。「ランキング変動」の項目は、平成29年度と平成30年度の順位を比較し、順位の上下と上下した順位の差を示しています。

黄色で色付けされている都道府県は、平成29年度から平成30年度にかけて、ランキングが上がった都道府県になっています。

 

全国平均は、2.05%

平成30年度障害者雇用率の全国平均は2.05%となっており、36位以上の37道府県が全国平均を上回っています。一方、38位以下の10都府県は全国平均を下回っています。

平成30年度と平成29年度の雇用率を比較し、雇用率が下がった都道府県は香川県1県のみ。このことからも、各都道府県で障害者雇用が着実に進んでいることが想像されます。

最も雇用率が上がったのは、沖縄県

前年度比の雇用率の伸びを確認したところ、最も大きな伸びを示したのは沖縄県で前年度比で0.3%上がっています。沖縄県はランキングも6位上昇し、1位となっています。

また、2番目に大きい伸びを示したのが石川県で0.2%、次いで愛知県の0.19%となっています。

反対に全都道府県で唯一、雇用率の前年度比が下がっているのが香川県でした。また、雇用率の伸びがなく、前年度比が据え置きだった都道府県が、岡山県と福井県の2県となっています。

 

障害者雇用率が高いのは、「西」

ランキングを見ていて気付く方も多いと思いますが、ランキングの上位は西の都道府県に偏っています。15位の青森県が出てくるまで、1~14位はすべて東海地方から西の地域となっています。

これは今年度に限らず、これまでの調査でも西の地域の方が雇用率が高い傾向がみられました。特に九州・中国地方は例年雇用率が高い印象を受けます。

また、人口が多い都道府県は順位が低い傾向があります。これは、対象の企業数が多いことから、障害者雇用の働きかけが広がりにくいことが原因となっています。

 

今後の雇用の安定に期待

障害者雇用率は、年々上昇傾向です。これは、全国的に障害者雇用が広がっていることを意味します。

雇用の入り口は広がっているかもしれません。しかしながら近年、入職後の早期離職が問題となっています。

障害者雇用を受け入れるものの、一般雇用同等の条件や環境で雇用し、本人の状況に合わずに不適応となってしまうのです。

障害者雇用の入り口を広げることと同等に、職場で長く働けるような環境と理解が今後の課題と言えるでしょう。

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