B型作業所 利用に迷ったら考えたい3つのこと

B型作業所 利用に迷ったら考えたい3つのこと

今回は就労継続支援B型(以下、B型)を利用するか迷ったときに考えたいことをまとめます。

就労継続支援B型はB型作業所ともよばれ、障害を抱えていて雇用契約を結んで働くことが難しい方が利用しています。

B型は、体力的に負担のすくない軽作業をつうじて就労を続けるための訓練をする事業所です。また、軽作業をすることで工賃をもらうことができます。

あまり知られていない事業所なので、はじめて利用する方は不安におもうかもしれません。

そのように、利用するかしないか悩んだときに3つのことを考えておくと不安をへらすことができます。

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作業を確認してみる

作業所でやっている作業はなに?

B型を利用している時間の多くは作業をします。なので、B型を利用するときに作業をよく確認することが大切です。

作業の内容は、その作業所によってさまざま。部品を加工するようなこまかい作業をしているところや、お菓子やパン・おべんとうなどの食品を作っているところ、カフェをやっているところや、パソコンを使って印刷の作業をしているところなど、挙げればきりがないぐらいです。

もし利用しようか悩んでいる作業所があったら、まずはそこでやっている作業を確認しましょう。

作業をよく確認しないと、利用したあとに「思っていた作業とちがかった・・・」なんてことになってしまいます。

「苦手じゃない作業」がある?

作業所の作業を確認して自分のやりたい作業があればよいでしょう。でも中には、とくに興味がある作業ややってみたい作業がきまっていない方もいると思います。

そんな方は、「苦手じゃない作業」があるかどうかを確認することをおすすめします。

なぜならば、苦手な作業は長続きしないし、やりたい作業が決まっていないのにやりたい作業を見つけるのは難しいからです。

もしやりたい作業や興味がある作業がなかったら、「苦手じゃない作業」から始めてみて、その経験のなかから「やりたい作業」を見つけるのがよいでしょう。

作業所は1か所を決めてずっと利用しなければならないわけではありません。もし「やりたい作業」が見つかったら、またその希望に合わせて他の作業所を探すこともできます。

なので特にやりたい作業がないときは、まず「苦手じゃない作業」から始めることをおすすめします。

作業する環境はどう?

作業の内容だけでなく、作業する場所の環境をみることも大切です。

場所の広さや人数の多さ、音の大小など作業をするときに気にならないかどうかをみておきましょう。

どんなに興味がある・やってみたい作業でも、自分の苦手な環境でやらなければならないとなると、集中できなかったり不安のもとになってしまいます。

もし気になることがあったときは、苦手な環境をさけて作業できるように「配慮」してもらえるかを作業所に確認しましょう。配慮があれば安心して作業できるようになります。

 

「通える」作業所なのか考えてみる

おうちから通える範囲にある?

作業所を利用するためには、作業所まで行かなければなりません。そのため、作業所までどうやってかようかを考えましょう。

作業所のなかには、おうちまで送迎をするところもあります。もし送迎がないときは、徒歩や電車・バス、自家用車などをつかってかよう必要があります。

かよう手段を考えるときには、「毎日安定してかよえる方法」を選ぶことが大切です。

たとえば、バスや電車が苦手なのにバスや電車でしかいけない作業所を選んでしまうと行くまでにつかれてしまって作業が長続きしなくなってしまいます。そのため、無理せず負担にならないようにかようことができる作業所を選ぶのがよいでしょう。

希望する時間で利用できる?

なかには週2~3日から利用したい、まずは半日から利用したいなど、利用するにあたって希望する日数や時間がきまっている方もいらっしゃるでしょう。

作業所は、利用する方の希望にあわせて利用の日数や時間をきめることができます。

病院にきまって通院している方や、用事があって休むなど、さまざまな理由があるとおもいます。

念のため、利用するまえに自分の希望を作業所に確認しておくと安心できます。

お昼はどうする?

作業所の多くはお昼をはさんで午前・午後に作業をします。そのため作業所でお昼ご飯を食べます。

作業所によっては、給食を出しているところもあります。しかし給食代がかかるため、もし給食を食べることを考えているなら給食代を確認するとよいでしょう。

また自分で準備しなければならないときは、おうちからおべんとうを作ってもっていったり買っておく必要があります。

利用料はいくら?

作業所を利用すると利用料がかかります。

利用料の1割は利用する方の自己負担になります。しかし、収入に応じて利用料が免除されます。

お金の心配をかかえていると不安になりますので、利用料が免除になるかどうかを市区町村の福祉課窓口で確認するとよいでしょう。

 

工賃の金額を確認してみる

工賃はいちばん気になるところかもしれません。

作業所でする作業は就労を続けるための訓練で、雇用契約を結びません。そのため作業をすることで最低賃金がもらえるわけではないのです。

全国のB型作業所の1か月の平均工賃は、15,603円です。

この金額はあくまで平均です。作業所によっては月5万円を超えるところがあれば月1万円を下回るところがあるなど、さまざまです。また、作業所のなかでも従事する作業や利用した期間、利用の状況によって金額が変わることが多いです。

そのため、工賃の金額は先に作業所に確認するとよいでしょう。

ちなみに工賃が高い作業所は利用者があつまりやすいため、「利用待ち」になることがあるので注意が必要です。

 

まとめ

就労継続支援B型の利用に悩んだら、作業の内容と継続して通えるか、そして工賃の金額の3点を確認するとよいでしょう。

しかし、この3つの条件は作業所によって大きくかわります。そのため利用するかどうかをきめるときは、1か所だけでなく何か所かを見学してはなしを聞いてみたり、体験利用をすることをおすすめします。

利用をきめるときは少しでも情報がおおいと安心です。1歩を踏み出すのはたいへんかもしれませんが、利用をきめる前に不安をへらせるように動くのがよいでしょう。

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