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独善的支援は恐ろしい!自己覚知が大切な2つの理由

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みなさん、「自己覚知」という言葉をご存知ですか?

 


自己覚知とは、援助を受ける人に対して偏見などの先入観や思い込みなどを持って援助をしないように自分自身の考え方などをしっかりと考え、理解しておくこととされています。

自己覚知がしっかりと出来ていることで、援助の際に利用者に対して抱いてしまいがちな感情を冷静に考えることができます。自己覚知をすることで、利用者に対する際の幅広い知見を得ることができます。

 

caretore.com

 

この「自己覚知」は、支援・援助の仕事では、とても大切な概念になります。では、どういった場面で「自己覚知」が必要になるのでしょうか。


「個人の価値観」に基づく支援・援助の恐ろしさ

人は誰しも、家族・友人などの身近な存在の価値観や、生まれ育った環境に影響を受け価値観を形成します。この個人の価値観が私たちの日常的に行っている思考や行動に密接に関係し、影響を与えていることは言うまでもないでしょう。
この「個人の価値観」に基づく支援・援助は、大きく2つの点で悪影響を及ぼします。

 

①信頼関係が形成できない

支援・援助において、当事者との信頼関係の形成はとても重要な課題となります。自分の価値観と相入れない価値観をもつ当事者に対して、当事者の価値観を受け止めることなく、自分のもつ「個人の価値観」を押し付ける支援・援助を行うことで、当事者の不信感に繋がることは明らかです。
あなたは、「正しいのは○○」、「○○すべき」、「みんな○○」しているという言葉を使って、相手に自分の考えを押し付けるような支援・援助をしていませんか?

②ひとりよがりな支援・援助になってしまう

当事者の求めるニーズに対応した援助を行うためには、日頃から個人の価値観に囚われない柔軟な思考を持ち、当事者の立場になって話を聞き、想像する必要があります。個人の価値観に偏った視野の狭い思考では、当事者にとって真によいことではなく、「自分が思いつくよいこと」しか思い浮かばない。

それを支援・援助として行っても、それが当事者が求めるものとかけ離れてしまい、支援者のひとりよがりとなってしまう危険性があるのです。

 

「自己覚知」は「個人の価値観」に基づく支援・援助を防ぐ

「自己覚知」をすることで、「個人の価値観」に基づく支援・援助を防ぐことができます。
支援者は、「自己覚知」によって 自分の価値観や性格、行動の傾向を知り、理解を深めることができます。そのため、「自己覚知」を深めることで、「個人的価値観」にもとづく、ひとりよがりな支援・援助に、自分自身で気づくとができるようになるのです。
中には、「個人的価値観に基づかないで、一体何に基づいて当事者と接するの?」と思った方もいらっしゃることでしょう。
実は社会福祉を実践する、いわゆる「福祉専門職」の人々を対象とした、福祉専門職の価値・倫理が定められています。福祉専門職は、個人的価値観に基づいた支援ではなく、福祉専門職の価値に基づいた支援をすることが求められるのです。

 

ソーシャルワーカーの倫理綱領(社会福祉専門職団体協議会)

 

福祉で働く人達は、日々「自己覚知」と「気づき」を意識して!

自己知覚が不十分な人や個人の価値観の影響力に無自覚な人は、個人の価値観に基づいた支援・援助を行い、当事者が真に求めている援助と離れた行動や思考をとる可能性がある。
中には、「私はそんなことしていない」と言う方もいるでしょう。しかし、本当に怖いのは、「個人的価値観に基づく支援・援助を当たり前に行っている人は、自分自身ではその事実に気づくことができない」ことです。
自己知覚のためには、自分自身の個人の価値を振り返った上で、他者の価値観との違いに目を向けて振り返ることが必要です。日頃から、相手の価値観に興味を持ち、自分の価値観との違いに目を向ける意識が必要です。また、先輩職員からのスーパーバイズを積極的に受ける必要があると言えるでしょう。