結局福祉ってよく分かんねぇや

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生活支援ってなに?生活を捉える3つの視点

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「生活支援」という言葉をよく耳にしますが、生活支援は、一体どのような支援を指すのでしょうか。

 

生活支援

援助する者とされる者が、同じ生活者としての相互尊重の関係を基盤として、障害者の生活を側面的に支えます。

生活支援そのものが対象者の権利擁護と直結した取り組みであり、慣れ親しんだ地域社会が基本の援助実践となります。

(出典:介護110番)

 

うーん。分かったような分からないような。

この生活支援を理解するには、生活支援の「生活」が何を指すのか理解する必要があります。

 

生活支援の「生活」が指すもの

生活支援が指す「生活」は、地域の中で生きるための活動を営むことを指します。

例えば、障害者支援施設であったり、精神科病院での入所・入院での生活は、生活支援が必要とならないため、生活支援の生活の範囲に含まれません。

 

生活は3つの要素で成り立っている

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生活には、「いのち」「暮らし」「生きがい」の3つの要素があります。そして、この3つの要素は、「いのち」を最も根底とし、その上に「暮らし」そして「生きがい」が積み重なる三層構造をなしています。

 

構成するもの①「いのち」

「いのち」は、生命・体調を維持することを指します。ここで大事になるのは、疾病や傷害の治癒や回復です。

この「いのち」の要素が整っていないと、医療的ケアの必要性が強くなり、地域での自立した生活が難しなってしまいます。そのために、生命・体調を維持し、体調の管理ができる状況が必要になるのです。

 

構成するもの②「暮らし」

「暮らし」の中には、ヒト・モノ・カネという資源が複雑に絡み合っています。暮らすために、人との関わりが生まれ、物的な準備が必要になり、費用が掛かるようになります。これらを自立し、管理することが求められるのです。

ここで求められる支援は、その人が生活する環境の調整であったり、その人自身の環境への対応能力を高めることで、いわゆる「生活モデル」や「社会モデル」と言われる支援になります。

 

kotobank.jp

 

構成するもの③「生きがい」

「いのち」「暮らし」が整うことで、その人がその人らしい生活を送るための「生きがい」を見出せるようになります。

ここで大切なのは、「本人主体の自己選択・自己決定」です。以前、このブログで福祉について解説した際に、

 

「幸福」の中には「個々の違いを認め合うこと」と「自分で選択・決定すること」がある。

(出典:結局福祉ってよく分かんねぇや)

everyday-komarikan.hatenablog.com

 

と、解説しました。

生きがいは、こうした幸福を追求することや、生活の質を高めるための自己選択・自己決定によって生まれるものと考えられます。

しかしながら、このような本人主体や自己選択・自己決定は、「暮らし」の中で必要となる「生活モデル」や「社会モデル」の根底に含まれる理念になります。

つまり、「暮らし」の充実の中で、「生きがい」は自然発生的に生まれてくれ来るものと考えられるでしょう。

 

「生活支援」は生活の3つの要素に支援すること

以上のことから、生活支援は「いのち」「暮らし」「生きがい」の3つの要素へ支援することと考えることができます。

そこで必要となるのは「いのち」に対する医学モデル的支援、「暮らし」に対する生活=社会モデル的支援、そして、本人主体を意識した「生きがい」への支援ということができます。

また、医療的側面が強い「いのち」への支援と、福祉的側面が強い「暮らし」、「生きがい」への支援が1人に対し同時になされることから、医療と福祉がいかに連携し支援にあたるかが重要になるといえるでしょう。