結局福祉ってよく分かんねぇや

福祉は自分で定義するものらしい

結局福祉ってよくわかんねぇや

福祉レポート~社会福祉原論(社会福祉の概念)

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課題の概要

社会福祉の概念(定義)を他の社会保障方策(社会保障・“社会政策”)の関連から説明してください。

 

解答

 社会保障方策の関連から社会福祉の概念を説明するにあたって、社会福祉は広義の社会福祉と狭義の社会福祉に大別される。

 広義の社会福祉は、イギリスやアメリカでいうソーシャルポリシーと相応する社会政策を指す。社会政策の範囲はさまざまな概念規定が存在しているが、その中でも共通する社会サービスとして、所得保障、教育、保健、住宅政策、雇用政策、パーソナルソーシャルサービスが挙げられる。わが国の社会福祉にほぼ対応しているのがパーソナルソーシャルサービスであるということができ、これは社会政策としての側面、性格を認められ、社会政策を構成する社会サービスのひとつとして捉えられると言える。このような社会サービスとしての社会福祉は狭義の社会福祉と呼ばれる。

 福祉政策の観点では、社会政策のように社会サービスを個別に捉えるのではなく、社会福祉と社会サービスとの連携や協働の態様や内容に関心がおかれる。その上で、福祉政策は、社会サービスとしての社会福祉が機軸となり、他の社会サービスと連携・協働し展開するものとされている。これを政策コラボレーションと呼ぶ。政策コラボレーションは、政策策定・制度設計レベルと実践活動・職業活動レベルの2通りのレベルで展開される。   

 この場合においては、福祉政策そのものを広義の社会福祉、他の社会サービスの連携・協働の基軸となる社会福祉が狭義の社会福祉と区別できる。

 これらの社会福祉は、他の社会サービスと区別される独自の領域ならびにアプローチの方法と、他の社会サービスと重なり合い、社会サービスを先導し、あるいは補充するという独自の領域ならびにアプローチ方法を併せ持つ固有性がある。以下では、社会福祉の固有性について、その独自の領域としての固有性とアプローチとしての固有性に分けて概説する。

 社会福祉の領域としての固有性は、独自性ならびに先導性と補充性の3点から構成されている。

 独自性の基本は、社会福祉が基本的に個人や家族の持つ機能を促進、補充、代替する、端的に言えば、リスクに直面している、あるいはそのおそれのある個人や家族を保護し、支援するという性格を持つことに求められる。

 先導性は、社会福祉が、社会サービスが成熟するまでの期間その機能を代行するということである。

 補充性は、社会福祉が、社会サービスが十分に機能していない場合や、それが取り残した問題に対応し、社会サービスの機能を促進し、あるいは補充するように機能することを指している。

 また、社会福祉のアプローチとしての固有性は、個別性、包括性と総合性、媒介性と調整性から構成されている。この固有性の例として、利用者のもつ年齢、性別、心身の状態、家族構成、住環境、地域環境、などの個人的な属性に留意し、個別的、定性的に対応するという社会福祉の特徴が挙げられる。

 以上のことを踏まえ、社会福祉の概念を整理すると、社会福祉は、一定の理念、目的、目標のもとに福祉ニーズをもつ一定の範囲の利用者に対して働きかける特有の施策と言うことができる。ここで言う社会福祉は、基本的に政策、制度、援助という3通りの要素に分けられる。

 社会福祉における政策とは、マクロレベルとしての社会福祉に対して存立の理由ないし根拠を与える政策、メゾレベルとしての社会福祉の制度体系のありようを設計し方向づける政策、ミクロレベルとしての社会福祉に関わる事業の運営や管理に関する政策の3通りのレベルにおいてとらえられる。

 この政策を政策策定から政策運用という段階を経て、制度として実体化する。この制度が稼働する状況では、その過程や成果をモニタリングし、評価する。その結果は制度の運営管理、政策策定の過程にフィードバックし、政策の見直しと改革が行われる。

 そうして、社会福祉に関わる政策は制度に実体化され、運営管理される。その上で、その制度によって提供される援助を利用者が実際に受けることができるのである。

 この社会福祉のシステムにおいて、政策策定の過程であらかじめ目的や目標を設定し評価を行うが、必ずしも政策時点での目的や目標に対する成果が、援助が利用者に対してもたらす成果と重なりあうわけではない。そのために、政策上の効果と援助上の効果のどちらを優先するかが課題となっている。

 

感想など

入学して間もない時期に、一番悩んだレポートでした。社会福祉ってなんだ?そもそも福祉ってなんだ?考え出したら止まらなくなってしまって、全く進まなかった思い出が。社会福祉のL型構造とか、ブロッコリー型とか、未だに頭から離れません。