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2年でOK? 社福士・PSW 最短W受験の方法

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この記事では、 

①社会人で社会福祉士・精神保健福祉士の受験資格を最短で得るには? 

②ダブル受験のためにはどれぐらいの期間と費用がかかるの? 

③ダブル受験は大変なの? 

という疑問にお答えします。 

 【忙しい方は、「まとめ」をご覧ください。】 

 

  

はじめに 

社会福祉士・精神保健福祉士は、日常生活での困りの相談を受け、援助をする福祉職の国家資格です。社会福祉士、精神保健福祉士と介護福祉士を併せて「三福祉士」と呼ばれることもあります。 

近年では、社会福祉士、精神保健福祉士のどちらか一方だけでなく、双方の資格を持っている「ダブルライセンス」の方をよく見かけます。 

資格を取得していることで仕事の繋がりや幅が広がる、待遇が良くなる等のメリットが得られることから、福祉の仕事に従事しながら資格取得を目指す方は少なくありません。 

私も、ダブルライセンスを目指した一人です。 

2017年4月、28歳の時に通信制福祉系大学へ三年次編入学しました。2019年2月、在学中に社会福祉士・精神保健福祉士をダブル受験・合格し、同年3月に大学を卒業しました。 

簡単なことではないと理解していましたが、相談援助を一生の仕事にしようと心に決め、できるだけ早く自分の仕事の基盤づくりを図りたかったことから、最短での資格取得を目指しました。 

しかし、社会人でダブル受験を目指した方の体験談は少なく、情報量が少ないのが現実です。ダブル受験を目指す方は学生が主であることや、社会人でダブルライセンスを目指す方の多くが社会福祉士・精神保健福祉士を段階的に一方ずつ取得することが、その理由になっています。 

以下では、「社会人ダブル受験」がどのようなものなのか、私の体験を中心にお伝えします 

 

ダブル受験資格取得の最短期間は「2年」 

ダブル受験の資格を得るための最短期間は2年です。そのためにはいくつかの条件を満たさなければなりません。簡単にまとめると、以下の3つになります。 

 

最短の条件1~大学への3年次編入学ができる 

ダブル受験の資格を得るためには、社会福祉士、精神保健福祉士両方の受験資格を同時に取得できる学校に入学する必要があります。 

社会福祉士、精神保健福祉士どちらか一方の受験資格であれば、「専門学校」などの養成機関でも可能です。しかし、専門学校では卒業までの授業のスケジュールが決められているため、ダブル受験の資格を同時に取得することはできません。 

そのため、社会福祉士、精神保健福祉士双方の資格取得が可能な「大学」への進学が必要なのです。 

本来であれば、大学に入学すると卒業までに最短で4年かかります。しかし、大学や短大を卒業している等の一定の条件を満たすと、3年生からの入学か可能になります。これを「3年次編入学」といいます。3年次編入学ができると、3年次、4年次の最短2年で卒業が可能になるのです。 

 

最短の条件2~大学での「実習」が免除される 

社会福祉士、精神保健福祉士の受験資格を得るためには、大学に在学している間に「現場実習」に参加しなければなりません。 

これは、社会福祉士、精神保健福祉士のどちらのカリキュラムにも入っているため、ダブル受験を目指すとなると在学中に2度現場実習を受けなければならないのです。 

私が編入学した大学では、「現場実習を受ける前に、一定の科目を修了していなければならない」というルールがありました。つまり、入学すればすぐに現場実習に行けるというわけではなく、決まった科目を勉強を終えている必要があります。 

「決まった科目を修了する」→「現場実習を行う」という流れに基づいて学習計画を立てると、なんと入学から受験資格取得までどうしても3年かかってしまいます。 

しかし、一定の条件を満たすと「現場実習」が免除されます。それは、「実務経験の有無」です。決められた機関で1年以上の実務経験があると、現場実習が免除されます。 

社会福祉士、精神保健福祉士どちらも、実務経験が認められる機関が似通っていることから、働いている職場によっては双方の現場実習が免除される可能性があります。 

 

最短の条件3~大学を2年で卒業する 

最短でダブル受験、資格取得をするためには、最短期間の2年で卒業しなければいけません 

もし受験資格を取得して合格したとしても、卒業ができていないと資格を取得できません。翌年に再度受験する必要があります。 

働きながら通信制の大学に入学すると、思うように学習が捗らず、2年が3年、3年が4年に・・・と卒業まで時間がかかってしまう方も少なくありません。そのため、簡単に思えて実は難しい条件だと感じます。 

 

大学での学習は「時間」との戦い 

卒業までに33科目85単位を取得 

私は卒業までに33科目85単位を取得しました。 

在学していた大学では、簡単に言えば1単位につきレポート1本の提出が必要になります。1科目につきレポートをすべて提出すると、科目修了試験を受験することができます。この科目修了試験に合格して、初めて1科目の単位を取得することができました。(スクーリングを受講するとレポート・科目修了試験が免除される場合もあります。) 

つまり、私は単純計算で2年で85本のレポートを提出しています。2年次の後半は国家資格試験の受験勉強に専念するため、ほとんどのレポートは2年次の10月までに提出しました。このことを考えれば、週1本はレポートを作成・提出していたことになります。 

それに加えて、レポートが終われば科目修了試験を受験する準備をしなければならず、仕事以外の時間は極力大学の課題に費やすようにしていました。 

 

レポート課題の難しさ 

レポート課題は、各科目ごとに内容が決まっています。多くのレポートは、A4用紙で2枚半ほどでした。 

本当に大変なのは入学直後で、レポートに慣れていないためにどのように作成していいのか分からず、作成しては作り直しを繰り返して時間ばかりかかってしまいました。 

しかし、入学から半年過ぎた頃からはスムーズに作成ができるようになり、仕事での報告書や文書の作成も劇的に早くなった実感がありました。 

レポートは組み立てが命です。課題に対しての自分の結論に対して、その根拠を示さなければ説得力に欠けてしまいます。この組み立ての感覚をつかむまでは、レポートは苦行かもしれません。 

また、自分の論述に説得力を持たせるためには、参考図書を読み込むことが大切です。各科目ごとに参考図書が示されているのですが、これらの内容は自分のレポートに説得力を生み出す「根拠」として使うことができる他、自分が気づかなかった視点や発見を与えてくれます。これらは、レポートだけでなく、仕事の中で大きく役立ってきます。 

・・・とはいえ、先述のとおり、週1本ペースでレポートを仕上げていた私は、そこまで丁寧に学習できていなかったというのが本音です。 

課題の内容を把握し、教科書・参考図書を読み込み、レポートを組み立て作成し、提出する。この流れの負担は意外と大きく、仕事が忙しい時にはレポートを溜め込んでしまうことがありました。そんなときは連休を活用して一気にたまっていたレポートを仕上げるようにしていました。 

 

科目修了試験というハードル 

1科目のレポート提出が終わると、科目修了試験を受講しなければなりません。が、この科目修了試験が、曲者でした。 

試験は記述式で、出題に対して文章で答えなければなりません。A4用紙裏表に手書きで記述で45分以内に解答するので、集中力が求められます。 

ちなみに、試験の問題は当日にならないと分からないため、試験当日までに科目の教科書をよく読んで勉強する必要があります。 

・・・そうです、試験範囲が広くて記述で答えなければならないため、試験に向けた勉強が大変なのです。 

レポート提出に加え、この科目修了試験の勉強を行うことが、負担が大きい一つの要因になります。 

 

お金があればスクーリングが心のオアシス 

大学では、レポート提出+科目修了試験以外に、スクーリングを受講すると科目を修了することができます。 

スクーリングは、実際のスクーリングに参加する方法と、パソコンを使ってオンデマンドで受講する方法の2種類があります。これらの方法でスクーリングを受講した後に、「スクーリング試験」に合格すると科目を修了することができます。私の体感ですが、スクーリング試験は科目修了試験に比べて優しい内容になっています。 

スクーリングに参加すると、科目担当の先生が分かりやすく解説してくれるので、レポート学習に比べて身になりやすいです。また、志を持っている他の学生と交流できる機会になるので、良い刺激を受けることができます。科目によってはスクーリングを受講するとレポート提出が免除されることがあることから、「メリットが大きい」と言えます。 

一方で、スクーリングを受講すると「スクーリング受講料」を支払う必要があるため、金銭的に制限がある場合はお勧めできません。私が卒業した大学では、大体1単位につき2,500円が目安でしたので、2単位の科目は5,000円、4単位の科目は10,000円を授業料とは別に支払う必要がありました。 

もちろん私はお金に余裕がなかったので、できる限りレポートと科目修了試験で科目を修了し、スクーリングは最低限に抑えました。 

 

ダブル受験の試験勉強 

大学の課題を終えないと、勉強する時間がない! 

大学在学中にダブル受験を行うとなると、試験勉強の時間をいかにつくるかが重要になります。 

先述のとおり、大学を卒業するには、レポートや科目修了試験、スクーリングを通じて卒業・国家資格受験に必要な科目を修了しなければなりません。 

ダブル受験と大学卒業を並行して行うには、余裕をもって科目を修了し終えて、在学中に試験勉強を行う時間をつくる必要があります。 

私は、社会福祉士・精神保健福祉士試験の1か月前まで科目修了試験が残っていて、大学卒業のための勉強と国家資格の試験勉強をギリギリまで同時進行で行っていました。 

周りは資格試験に集中して取り組んでいる時期なので、「本当にこれで合格できるのか?」毎日焦りながらレポートや科目修了試験の勉強をしていました。毎日精神的に余裕がなくなっていったのを思い出します。 

 

体験談~共通科目を重点的に 

私が本格的に国家資格の試験勉強に取り組めたのは、12月中旬からです。 

1月中旬に模擬問題集を使用して初めて力試しをしました。その時の得点が79点でした。 

私はこの時に、社会福祉士の専門科目を捨てる決心をしました。 

社会福祉士と精神保健福祉士の受験内容は、精神保健福祉士の専門科目、共通科目、社会福祉士の専門科目の3つの内容に分けることができます。 

精神保健福祉士の専門科目に自信があった私は1月中旬の模擬問題の結果を見て、精神保健福祉士の取得を最低限の目標に切り替え、共通科目の勉強を中心に行うことにしました。 

社会福祉士・精神保健福祉士を同時に受験すると、その試験範囲は膨大です。その中で、社会福祉士・精神保健福祉士双方で必要となる「共通科目」の得点をいかに伸ばすかが、重要になります。 

 

ダブル受験資格取得・合格に必要なこと 

卒業までの学習計画と実行力 

先述しましたが、大学に在学し大学卒業・国家資格受験に必要な単位を修了しつつ国家資格の試験勉強を同時に行うには、大学在学中の2年間の学習計画を入学時に立ててしまし、その通りに進めていくことが求められます。 

学習計画を立てずに取り組むと 

①卒業・国家資格受験に必要な単位を修了できず、卒業までに2年以上かかってしまう 

②国家資格の試験勉強に取り組む時間を作ることができない 

という事態が起こる可能性があります。 

学習計画については、大学の事務室が親身に相談にのってくださるので、何度も足を運んで細かく確認する必要があります。 

 

時間は作る・生み出す 

私は大学卒業までの2年間、仕事以外の時間はほぼ大学のレポート課題をや国家資格の試験勉強を行っていました。休日も出かけたりすることを控えて時間をつくりました。 

卒業までの2年間は、間違いなく時間的余裕がなくなります。レポート80本以上作成することを考えれば、納得かと思います。そのため、いかにして自分で時間をつくり出して学習を進めるかは大きな課題となります。 

 

ダブル受験までにかかった費用 

先日、大学入学から卒業までにかかった費用を計算したところ、入学金や授業料、スクーリング受講料などのもろもろの費用を含めて、2年で45万円ほどかかりました。 

ちなみに私は、社会福祉士・精神保健福祉士の現場実習が免除になっていましたが、これらの受講をするとなると、各20万円ほどの実習費用が必要となります。 

また、その他の費用としてスクーリングに行くときの交通費や宿泊費、食費などがかかります。 

また、社会福祉士・精神保健福祉士の受験申込の時に13,980円かかりました。この金額は受験する年度によって変動するので確認が必要です。 

 

まとめ 

①社会人で社会福祉士・精神保健福祉士の受験資格を最短で得るには? 

→大学・短大卒業と実務経験があれば、大学に3年次編入学で最短2年で受験可能。 

 

②ダブル受験のためにはどれぐらい費用がかかるの? 

→大学在学時に45万円ほど(筆者の体験)。加えて国家試験申し込み時に受験料がかかる。 

 

③ダブル受験は大変なの? 

→大変。卒業までレポート・科目修了試験、スクーリングの応酬。在学中に資格試験を受験するとなると、同時に試験勉強も行う必要がある。休日はほぼ学習に費やす必要がある。